牝啼き村 -そして、少女は娼婦になった- 剛志の章2(本記事)
※ 画像をクリックすると拡大します。
美奈の娘の美樹も組合員の中でも噂になっていた。
しかし、困ったことが起きた。
俺の6つ下の後輩の省吾と美樹が付き合い始めたのだ。
美奈の夫はまた懲りずに借金をし始めて、美樹が農園の女になるのはほぼ確定していた。
省吾は村の期待の星でかなり頭がいい。
農園に入ってくれれば、金原さんの補佐をして、ゆくゆくは金原さんの後を継いでくれるとみんなから期待されていた。
金原さんも省吾の話を聞いて、英語が話せるなら通訳をしてほしいと期待していた。
金原さんも英語は話せるが片言らしい。
俺から見ればそれでも十分凄いが。
6月に入って、俺は省吾のことを金原さんに相談した。
「というわけなんですよ。どうしたらいいですか?」
「どうするもこうするも、省吾がそのショックに耐えられなかったらそれまでだな。」
「そんな・・・。」
「おい、剛志。お前、人を買うと言うことはそいつの人生を食い物にするとと言うことだからな。
慈善事業でもしていると勘違いしていたのか?。
あゆらは比較的物分かりのいい女だからモメなかっただけで、本当は泣いたり喚いたりする女を力で躾けることもある。
失敗したらこっちが傷つくことを忘れるな。
お前、今の生活をフイにしたいのか?
あやせをこましてお前もよくわかってると思ったけどな。」
俺は金原さんの厳しい言葉を聞いて、初めて現実と言うものを思い知った。
唯一救いだったのが、金原さんが見せてくれた神楽坂一家の記録だった。
父親がリストラされ、ギャンブル漬けになり借金をしてあちこちに転々と逃げ回っていた。
娘は気の毒だと思うが、夫婦は社金を肩代わりして助けくれた人から逃げ、肩代わりしてくれた人が何人か自殺していた。
美奈は暴力を振るう夫から逃げたが、夫は離婚には応じず、実印は夫が持っているのでどうしようもない状態らしい。
もう本当に救いようのないクズだった。
母親は風俗で働くしかなくなり、その母親も新しい借金が発覚したら払わないで逃げる。
そうやって助けてくれた人たちの善意を踏みにじり、責任から逃れていた。
そうして誰も利用できる人がいなくなると困り果てて夫から逃げるためにもこの村にやってきたということだった。
俺は報告書を呼んで眉を顰める。
「こんなクズの娘が省吾にふさわしいと思うか?。省吾の親父さんには先に見せたけど、[こんなクズ親の娘]が嫁に来るのは絶対に嫌だと言ってたぞ。」
「酷いっすね。」
「そうだな。こんなクズと関わったら人生棒に振るぞ。今父親が借りてる借金が発覚したらこの村からも逃げるだろ。俺の経験上、一度逃げ癖がついた奴はどこまでも逃げるからな。剛志、お前が省吾の目を覚まさせてやれ。可愛い弟分なんだろ?」
「解り・・・ました」
省吾が泣き叫ぶ姿が脳裏に浮かんだが、美樹と付き合ってもこの父親がいる限りまともな結果になるとは思えない。
俺はこの時、心を鬼にして美樹をコマすことに決めた。
いつやるかは父親次第なので暫くは様子見だろう。
一方であやせの調教はうまく行っていた。
1週間か10日に一度くらいのペースで犯している。
7月頃にはもう少しも抵抗しなくなっていた。
裸エプロンで出迎えさせて、何もしていないのに、秘部をなぞると既にぐっしょりと濡れている。
随分溜まっているなと思っていたが、旦那とセックスしてないのだろうか?
俺は不振に思ったので、金原さんに報告すると、金原さんはあやせの旦那を興信所を使って調べると言っていた。
「よく気が付いたな剛志。そう言うカンは大事だぞ。何か気が付いたことがあったらまた報告しろ。」
金原先輩からはそう言われた。
金原先輩は関西時代に付き合いのある探偵を雇ってあやせの旦那の周辺を探ってみると言っていた。
ここで俺たちはあやせの調教を1段階進めることにした。
最近はあやせは裸エプロンで出迎えるようになっている。
「よーし、ちゃんと言いつけ通りにしていな、あやせ」
「早く中に入ってください。」
このやり取りも何度もしているが、いまだにあやせは浮かない顔だ。
旦那を裏切っている事に罪悪感があるのだろう。
その罪悪感が完全にぶっ壊れるまで調教して、完全に俺たちの女にしてやる。
心の中ではそう思っているが、もちろん表には出さない。
「よーし、よーし、最近はちゃんと言いつけを守るようになってきたな。ご褒美に今日はちょっと趣向を変えてやろう」
「・・・」
あやせは答えないが、「きっと、ろくでもない事だ」と思っているのが丸分かりだった。
「エプロンを脱げ」
まったく抵抗せずにエプロンを脱いだ。
ただし、何度言っても胸と秘部を手で隠すのはやめてない。
このあたりが今の調教段階としての限界なんだろう。
俺は持ってきた首輪とカフスをあやせの前に突きつける。
あやせは首輪とカフスを十手見ているが動こうとしなかった。
達夫先輩が綾瀬に首輪とカフスをつける。
激しい抵抗はなかったが、達夫先輩を激しく睨む。
俺は綾瀬の髪を引っ張り
「おい、何を抵抗してるんだあやせ。今までの分も合わせて旦那に写メを送ってもいいんだぜ」
「・・・・・申し訳ありません」
聞き取れないほどの小さな声であやせが謝罪する
「ああ、なんだその態度は」
あやせは俺を少し睨んだ後、「申し訳ございませんでした。」そうはっきりと謝罪した。
もちろん、納得をしているような態度ではない。
俺は持ってきた細めの縄をあやせの首に繋ぐ。
「ちょっと・・・」
あやせが文句を言おうとすると、縄を引っ張る。
もちろんあやせは抵抗しその場で足をかがめて腰を落として踏ん張った。
「オラァ、抵抗するな。今日はこれで全裸でお散歩だ。」
「馬鹿な事言わないで、誰かに見られたらどうするの?」
「「「いや、それはない」」」
俺と達夫先輩、浩二先輩が同時にハモって突っ込む。
しかし、それを聞いてもあやせの抵抗は止まなかった。
「そういう問題じゃない、外でなんて無理よ、嫌あ。万が一誰かに見られたら・・・・」
俺は無理やり縄を引っ張るがあやせはなかなか前に進まない。
達夫先輩に目配せするとあやせの背中を無理やり押した。
あやせはバランスを崩してつんのめると、あっさり前に進んだ。