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僕の家はド田舎にある。 周りには畑や田んぼしかなく、コンビニすらもない。
僕はバスと電車を乗り継いで高校に通っている。
僕はこの何もない農村が嫌いだった。
僕には年の離れた兄がおり、すでに結婚して働いている。
兄は東京の一流大学に合格して、一流の企業に就職した。
兄の結婚式には大学の同期の人が何人も来ていたが、みな本当にすごい企業に入ったり、弁護士の資格を取ったりして社会で活躍している人たちばかりだった。
その兄がなんの因果か、この農村近くの支社に転勤になった。
いずれ東京に呼び戻されるらしいが、この農村近くの支社はあまりに人気がなく、出世に響くこと覚悟で断る人が続出したため、近くに故郷がある兄に白羽の矢が立ったそうだ。
正直、人気がないのも理解できる。
この辺には本当に何もないのだ。 兄にはうちの実家の近くに一軒家が用意されたようだが、それを差し引いても僕ならせっかく東京の企業に就職したなら土下座されてもゴメンだった。
しかし、当然だけどうちの両親は大喜びで、毎日とは言わなくても頻繁に兄夫婦に会えるようになることを楽しみにしていた。
引っ越しには僕も駆り出され、長い通学時間から解放される休日は全て引っ越しの手伝いでつぶれた。
やれやれだ。 「[弟]さんごめんなさいね」色白でスラリとした美人が僕にそう声をかけてくれる。
この人は「悠梨」さんという兄さんのお嫁さんだ。 僕から見たら義姉と言うことになる。
「いえ、悠梨さん。そんなに、気を使っていただけかなくてもいいですよ。」と僕は一応言っておく。
「そうだぞ、どうせ土日は寝てるだけなんだろ?若いエネルギーは有効に使わないと」と兄さんが言った。
「確かにそうだけどね。それを使う側の兄貴に言われると、ちょっと腑に落ちないかな。」僕がそういうと兄が笑った。
「そうですよ。あなた。せっかくの休日に手伝ってくれているんですから」そう義姉さんは僕をかばってくれる。
義姉さんとは結婚式以来だ。 僕が義姉さんと初めて会った日のことを思い出す
兄さんが家に義姉さんを連れてきたとき、全ての時が止まったように感じた。
一目ぼれというやつだ。
しかし、当然だが、兄貴の嫁さんなので、学生の僕に何ができるわけでもない。
遠くから憧れの目で見ているだけだ。
僕は引っ越しの手伝いというあまりうれしくない用事にも関わらず、義姉さんに会えるというだけで内心浮かれている自分に呆れていた。
もちろん周囲に気が付かれないようにふるまわなくてはならない。
その日は結局一日中引っ越しの手伝いに追われた。 そして、夕方になって引っ越しのめどがつくと、夕食をごちそうになった。
悠梨さんの手作り料理はとてもおいしかった。
薄暗い帰り道を一人歩きながら少し顔がにやけているのを自覚して、「男ってしょうもない生き物だな」そんな愚にもつかないことを考えていた。
僕は帰宅すると両親から「お帰り、どうだつた?」と聞かれたので「いや、大変だったよ。気になるなら父さんも手伝ってよ。」と答える。
「いやいや、ごめんごめん。父さんも年だからなあ。ハハハ。」
「で、引っ越しが終わったら行くんでしょ?」
「さすが我が息子。鋭いなあ。ハハハ。」
僕はオーバーアクションに仕方ないなあという演技をして自分の部屋に戻る。
僕の家は家族仲は悪くないし、兄夫婦との仲も悪くない。
僕の横恋慕は後何年かたったら、青春の甘酸っぱい思い出に変わるのだろうか。
さて、この何もない農村について少し説明しておこう。
昔この辺りは無医村だったので、割と近所づきあいというか、地域の会合にはなるべく出ることという不文律みたいなものがある。
ぶっちゃけ、周辺にパートやアルバイトが出来るような店もなく、こういう役目は兄夫婦の場合、悠梨さんが兄の代理でやることになっているようだ。
引っ越しの時の夫婦の会話でそんな話をしていた。
僕もしょっちゅう駆り出されはするが、さすがに遠距離通学している身なので参加する頻度は減っている。
中〇生の時は割と本気で当てにされることもあったが、小〇生の時は目を離すと両親が心配だから連れてきたと言ったオマケ程度の扱いだった。
子供は子供同士で面倒見の良い最年長の子が子供たちの面倒を見ることになっている。
みんな顔見知りなので、特に問題は起きない。
この辺は農道も用水路もすべて共有なので、地域のごみ拾いや奉仕活動を断る人というのはほぼ存在しない。
当然うちもだし、兄さんの家もそうだろう。
他の地域だと、畑や田んぼの境界線をめぐって確執があると言う話は聞いたことがあったが、幸いとこの周辺は農道で綺麗に区切られていることもあってそういう話は聞いたことがない。
もっとも舗装された農道が整備される前はそういうことが実際にあった時期もあるようだ。
何十代も前からここに住んでいる人たちの中にはちょっと微妙な関係の家もあった。
しかし、最近ではそういうこともなくなったので、表に出してくることは稀だ。
モメるよりは表面的であっても仲よくしたほうが当然得だからだ。
そんな地域なので、兄夫婦も町内会館というか地域の集会所の会合にあいさつに行く予定のようだ。
兄貴は昔からこの辺に住んでいるので、そういった事情はよく理解している。
何も問題はないはず・・・僕もそう思っていたし、そんな些細なことはすでに意識の外にあった。
僕は兄貴の家に届け物を頼まれていたことを思い出す。
母に確認をされるとまだ届けていないことに気が付いたのだ。
「すぐに行ってくる。」と言って慌てて外出した。
外はもう暗くなり始めているが、この辺の地理は当然頭に入っているので問題はない。
母は「明日でも・・・」と言いかけたが、僕が遠距離通学していることを思い出し、「気を付けていくのよ」と言って僕を送り出した。
「はあ、ついてないなあ。地域の寄り合いに出ていなかったら荷物だけおいて行こう。」
兄夫婦の家が見えるところまで来ると、家の明かりが消えていた。
既に寄り合いに出ているようだ。 僕は悠梨さんに会えなかったことを少し残念に思って、荷物を玄関のドアの前に置く。 この辺はめったに人も通らないのでこれでも問題はない。
この時、どうしてこういう行動をとったのか、今でもはっきりは覚えてない。
恐らく、明日からまた変わらない日常が始まるという退屈さから逃げるためのちょっとしたいたずら心だったのだと思う。
僕は寄り合い所に行って、悠梨さんがどんな様子なのか見てみたくなった。
寄り合い所まではわりと距離があるので、普段なら絶対にそんな労力はかけないが、ちょっと気になる女性がどんな様子なのか見てみたいという青臭い横恋慕にいたずら心と冒険心が加わって、少しわくわくしていた。
そして、僕は迷うことなく寄り合い所を目指した。
時々明かりがあるだけの真っ暗な農道と畑しか周りにはない。
寄り合い所の明かりはかなり遠くから見えていた。 なかなか近づかない寄り合い所の明かりを一心不乱に目指す。 やがて目指す寄り合い所に到着する。
「もう終わったとか言わないよな。」思わず独り言が出る。
当然だが、道は一つしかないので、終わって解散していたら兄夫婦と出会うはずだった。
僕は寄り合い所の窓から中を覗いてみる。 カーテンはかけないのが普通だ。
そもそも人がいないので、覗かれる心配なんてないし、寄り合いなんて見ても面白くもなんともないからだ。 よくも悪くもオーブンな土地柄だった。
中を見ると、4人のオジサンが悠梨さんを囲んでいた。その隣で兄貴がだらしなく酔いつぶれている。
悠梨さんもかなり飲まされたようで、顔がほんのり赤くなっている。
その姿はかなり色っぽかった。 この地域では新しく引っ越してくる住人なんてめったにいないので、どんなふうに歓迎されるのかと思っていたが、どうも思ったより荒っぽい歓迎をされるようだ。
その様子を見て、「仕方ないなあ」と苦笑して帰ろうかとも思った。
既に歓迎会は宴もたけなわで、いつ終わってもおかしくない雰囲気だ。
出てきた兄夫婦と鉢合わせになったら面倒なので、何か動きがあったら帰ろうと思っていた。
すると、オジサンたちが目配せをして、悠梨さんを囲む。
悠梨さんはあっという間に畳の床に抑え付けられた。
悠梨さんは「ちょっ・・・・。やめてくだ・・・・」と言おうとしたが、オジサンたちの一人にタオルを口に押し込まれ、「むぐっむぐっ」とうめき声だけしか上げられなくなっていた。
悠梨さんが抵抗を止めないと見るや、オジサンたちは慣れた手つきで口に詰めたタオルに酒をしみこませていく。
涙を流しながら激しく抵抗する悠梨さんの手足を押え付けながら、一人が淡々と酒を注いでいく。
首を振って激しく抵抗するため、かなりの酒がこぼれたが、構わず一升瓶が空になるまで悠梨さんの口に無理やり酒を注ぎ続けた。
やがて悠梨さんの抵抗は止み、オジサンたちは悠梨さんの着ている服を脱がせた。 上の服をずらして、ブラも上にずらすと白くて大きな胸があらわになる。
悠梨さんは着やせするタイプのようで、僕が思っていたよりもかなり大きな胸だった。
僕はそのシーンに釘付けになる。 声なんてもちろん上げられなかった。
異常に興奮し、自分の怒張がパンパンになって股間を圧迫するのを感じた。
オジサンたちも悠梨さんに夢中になっているので周りには気を配っていなかったが、そうでなかったら見つかっていたかもしれなかった。
下半身の服はジーンズを脱がせて、パンツを取る。
悠梨さんはオジサンたちに手足を押え付けられながら、犯された。
1週目は悠梨さんの抵抗を警戒してずっと抑えていたが、悠梨さんが抵抗できないことを確認した2週目は一人ずつ悠梨さんの体を楽しむようにゆっくりをと犯す。
「よい体をしとるのお」
「まだ子供がいないようじゃが、旦那とは頑張っとるのか?」
「わしらの子だねをくれてやるわ。旦那と併せて5人分ならすぐに孕むじゃろう」
オジサンたちは勝手なことを口々に言いながら、悠梨さんの体をたっぷりと楽しみ、やがて満足すると、スマホで犯された後の悠梨さんの写真を撮った。
もちろん全部中出しだった。
そして、悠梨さんの体を拭き、酔いつぶれた兄貴を支えて帰りの支度を始めた。
オジサンたちの帰りは車なので、先に帰ると鉢合わせになる。
僕は建物の裏手にずっと隠れて、オジサンたちが帰るのをやり過ごした。
車を出しているのは一人だけでその人が全員を送るようだ。
当然兄夫婦を一番に送っていくのだろう。
僕はその衝撃の場面が頭に焼き付いて離れない。
オジサンたちが帰った後、自宅にこっそり帰った。
母からは「遅かったのね」と言われたが、うわの空だった。
次の日から僕は学校で義姉さんがどうなったのか気になっていたが、サボるわけにもいかない。
僕はなぜあんなのことが起きたのか自分なり調べてみることにした。
図書館で郷土史について調べてみる。
するとこの辺は昔は隠れ里で、ごく限らた集落としか交流がなかったらしい。
近代になって廃れていったが、血が濃くなるのを防ぐため、他所の集落からの女性を嫁として迎える。
その中で、妻との間に子供があまりできない夫婦に対しては村の男みんなで孕ませるという風習があったそうだ。
この辺には昔風土病があり、昔はそれなりの致死率だったため、人口が一気に減ることもあったそうだ。
そのため、人口が突然減ることに対する危機感が異常に強かったため、そういった風習が出来たらしい。
ここまで調べて僕はピンと来た。 そして、昔からあるならばあの行為は一度では終わらないだろうと言うこともうっすらと予想がついていた。