同じバイトの後輩巨乳眼鏡っ子がチャラ男にNTRされた件

アへ顔の彼女 短編

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序章

駅前を散策する僕

5月、僕はぶらぶらと駅前を歩く。

かなり前の再開発で作られた大きな商業施設の中に入る。
お目当ては本屋だった。
最近は電子書籍に押されて壊滅的だが、僕は紙の本も割と好きだった。
多分今どきの20代にしては珍しい方だろう。

商業施設の中の本屋に入る。

本屋での出会い1

自分の好きなSF小説をとろうとしたら、同じ本に手をかけた人がいて、互いの指か触れる。

「ごめんなさい」

「わ、わたしこそ。スミマセン」

可愛らしい声だった。

本屋での出会い2

僕は思わず声の主を見る。
僕より少し背が低い。
身長160cmくらいの女の子がそこにいた。
少したれ目でおっとりした女の子だった。
美人と言うより可愛いと言った感じだ。
眼鏡でかなり印象が地味になっているが、かなり、いや、相当可愛い。

胸はかなり大きく、僕は思わず凝視しないように注意が必要なほどだつた。
Fカップ・・・Gカップくらいあるのかな。

「どうぞ?」

「其方こそどうぞ」

暫く互いに譲り合った。

「僕は積んでる本があるから、遠慮しなくていいですよ。」

「私も買うつもりじゃなかったので。」

そう言ってその女の子は本だなからそそくさと立ち去っていった。

この日のことは変化の無い日々の中でちょっとした刺激になった。

次の日、僕はいつものバイト先に向かう。

倉田良一、25才、大学受験に失敗してから暫くニートになり親からせっつかれてとりあえずバイトを始めた。

将来のことは何も決めてない。
高校の友達は大学進学を決め、就職し、順調に人生を進めており、僕はそれを意識しながら焦りの中で日々を過ごしている。

喫茶店J南、近くにあるJ南大学の学生やサラリーマンがよく利用する小さな喫茶店だ。
割と流行っていて、J南大学の学生もバイトには応募してくる。

4月に年度変わると何人かバイトをやめ、これから何人か新人が採用して入ってくる。
僕がバイトを始めてから数年、毎年恒例になっている。

家からバイト先につく。
挨拶してからウェイターっぽい制服に着替えてから店に出る。

「おう倉田君、明日から何人かバイト入るから。色々教えてあげて」

「ようやくですか。これで9連続出勤とか無くなるといいですねえ。」
僕は皮肉っぽく店長に言う。
僕はここではかなりバイト歴が長い方だ。
別に威張っているつもりはないが、店長からは一目置かれている・・・と思う。
気のせいかもしれないが。

「ごめんごめん。3-4人入れるから、少し楽になると思うよ。」

その日も忙しかったが特に何事もなく終わった。
次の日、新しいバイトが入った。

店長から紹介される。

バイトでの再会1

それは本屋で同じ本に手を伸ばした子だった。

「こちら、今日からバイトに入る藤原愛華さん。
こちら、バイトの倉田良一君ね。
バイト歴長いから、わからないことがあったら倉田君に聞いて」

女の子が少しはにかんで言う

バイトでの再会2

「この間はどうも」

「こちらこそ、どうも」

「あ、知り合いだったんだ?
じゃ、倉田君、色々教えてあげて」

「わかりました。」

店長が行った後・・・

「ここで働いていたんですね。」

「そうなんだ。えと・・・藤原さんはJ南の学生さん。」

「はい、大学1年生です。」

「そっかあ。頑張ったんだね。」

「うふふふ。そうですね。」

「本は好きなの?」

「はい、大好きです。」

「最近は電子書籍が流行っているよね?」

「私は紙の本の方が好きかなあ。今どき珍しいかもしれませんが。」

「僕も紙の本の方が好きかな。手触りとか、匂いとか。む

「わかります。持ってるなって感じがするんですよね。」

それからしばらく、本談義に花を咲かせる。
もちろん、ちゃんと仕事もしているけど。

その日の帰り藤原さんから

「楽しくなりそうなバイトで良かったです。
それじゃ、倉田先輩。また。」

そう言って笑顔で帰っていった。

それから暫く、藤原さんとバイトが一緒の時は楽しい時を過ごした。
藤原さんとは色々話をしたが、こっちで田舎から出てきてこっちで一人暮らしをしているということだった。
1週間後、今度は男子が二人バイトに入ってきた。

男子新人バイトとの顔合わせ1

男子新人バイトとの顔合わせ2

二人ともJ南の学生だった。
一人は小川隼人、こっちはかなりのイケメンで中肉中背のチャラ男だ。
三年生だが、今の時期にバイトに入るのはとても珍しい。
もう一人は大山洋、こちらはちょっと太った男で1年生だった。

チャラ男の方は時々僕の方を見ていた。

何かなと思っていた。

休憩室から聞こえる声

しかし、控室の前を通りかかったとき、偶然小川と大山の会話を聞いてしまった。

小川と大山

「藤原と倉田先輩って仲いいですよね」

「あのオトーサンと藤原は釣り合ってねえよ。」

「藤原、美人ですもんね」

「クズフリーターが調子にのってよお」

「ちょっとまずいですって小川先輩」

「どうせ誰も聞いてねえよ」

僕は控室のドアから離れる。
僕は内心
(年食ってて悪かったな。オトーサンってそんなにフケて見えるかよ。)
そう思ったが、グッとこらえた。
確かに彼らより年を取ってることは事実だ。

やっぱり小川は腹の中に一物抱えていたようだ。
僕もメンチを切られたらすぐケンカを始める10代の子供ではないので、グッとこらえる。
今までのアルバイターの中にもウマが合わない奴はいた。
出来るだけ気にしないようにして我慢しよう、そう思った。

それから、僕とチャラ男は微妙な距離感になった。
僕は努めて意識しないようにした。
そんな日々の中で、僕に懐いてくれた藤原さんに会って話す事だけがバイトの楽しみだった。

ある日僕は休憩に入るために控室に向かった。

休憩室から聞こえる声

中から藤原さんとチャラ男の小川の声が聞こえる。

チャラ男と藤原さん1

「な、今度遊びに行こうぜ?」

「結構です」

「俺、車持ってるからどこにでも行けるぜ?」

チャラ男と藤原さん2

「スミマセン。私、今忙しいので」

「オトーサンとは話してるだろ?」

「倉田先輩のことをそんな風に呼ぶのは失礼ですよ」

「あんなフリーターのどこがいいんだよ
俺の方が将来有望だぜ」

僕はそこまで聞いてドアをノックした。
「小川くん。そろそろ休憩終わりじゃないか?」

「わかりました」
見事に感情を押し殺した声で立ち去った。
気持ちの良くない男であることは確かだが、感情を表に出さないのはさすがだと思った。

僕の姿を見て、藤原さんがにっこりと笑う。

藤原さんに助け舟1

「助かりました。倉田さん」

「どういたしまして。」

藤原さんに助け舟2

そうして僕は藤原さんと楽しく話をした。
そう、藤原さんなら、チャラ男に付いていくことは無いだろう。
僕は今の会話を聞いて安堵した

それから、特に変化もなく、大学の夏休みに入った。
藤原さんは夏休みの前半はバイトを入れて後半になってから帰省するようだった。

店の中の藤原さん

藤原さんが帰省する何日か前、僕は用事があって駅前の商業施設に行くと藤原さんにばったりとあった。

「こんにちは」

「こんにちは、倉田先輩。」

「何をしているの?」

「水着を選んでるんです。新調しようかと思って」

「誰と行くの?ひょっとして彼氏?」

あなたが決めて

「そんな人いませんよ。丁度良かった。倉田さん。もう試着もしたんだけど、最後までどっちにしようか決められなくて・・・。
どっちがいいと思います?」

赤の派手めなセパレートの水着とピンク色のワンピース水着のどちらかで迷っている様だった。

「僕はピンク色の水着のほうがいいかなあ」

「そうなんですか?じゃそうします。」

藤原さんはすぐに水着を買って出てきた。

「来週から地元に帰るんですけど、友達と海に行く約束してるんです。
あ、女の子の友達ですよ?」

「そうなんだ。良いね、海」
僕はその言葉を聞いて安堵した。

「戻ってきてまだプール空いてたら、一緒に行きましょう?」

「そうだね。楽しみにしているよ。」
この特僕は世間話くらいの感覚だった。
J南の美人学生が僕を本気で誘っているとは思わなかった。

藤原さんが地元に帰省してる間、僕はバイトで灰色の日々を過ごした。
チャラ男の小川がサボりがちなのも神経を逆なでした。
藤原さんが帰省から戻った最初の出勤日、僕はワクワクしていた。

藤原さんに助け舟1

「今日は。倉田先輩。お久しぶりです」

「今日は。藤原さん。地元はどうだった?」

「両親や地元の友達の顔も見れたし、骨休めになりました」

「プールの話、覚えてます?もう何時しまってもおかしくないので、今週末行きませんか?」

「そうだね。僕は予定大丈夫だよ」

今週末と言うことは3日後か。藤原さんも僕も前日にバイトが入ってるけど、まあいいか。

「じゃ、決まりですね」
藤原さんはそう嬉しそうに言った。

チャラ男の立ち聞き

僕はチャラ男の小川にこの話を聞かれているということに気が付いてもいなかった。
後から考えると、聞いていたんだろう。

店に入ると、小川の視線が少し鋭かったのを覚えている。

藤原さんと約束した日の前日。

不幸を呼ぶ台風

かなり強烈な台風が来ていた。
僕と藤原さんは、顔を見合わせる。
お互いに「仕方ないね」と言う感じだった。
その日、店を閉める時間には外が歩けない位の雨と風になっていた。
店長が車でバイトを送ってくれると言うので、僕は着替えて控室に戻った。

台風対策

すると藤原さんと小川が居ない。

「あれ、藤原さんは?」

「ん、小川君が送ってくれると言うので任せたぞ。」

僕は、[どうしてそんなことを?]と言いたかったが、当然そんな話が通じるはずがない。
小川は僕以外の人間に対しては普通の態度だった。
店長からの評価も真面目なバイトと言う感じだろう。

「さ、お前らも早く帰るぞ」

そう言ってその日の出勤だったバイトは店長に車で送ってもらった。

僕は胸騒ぎを覚えたが、この雨と風ではどうしようもない。
電話をしてみようとも思ったが、僕はまだ藤原さんの番号を知らなかった。
次の日は僕と藤原さんはプールに行く約束だったので休みだった。
この日は雨が降っていたので、もちろんプールは中止だ。
何となく藤原さんの様子が気になって悶々を過ごした。

その次の日、藤原さんと小川は休みだった。それも無断欠勤だ。

藤原さん欠勤

「連絡とってみた方がいいんじゃないですか?」

「確かにちょっと痛いけど、今までもこういうことは一度や二度はあったからなあ。
あんまり目くじら立てると今の時代、人が集まらなくなる。」

僕はとても嫌な予感がしたが、口には出せなかった。
台風から2日目、3日目は藤原さんと小川は出勤日ではなかった。。

二日後、藤原さんと小川が出勤した。

僕は藤原さんがいるのを見つけると、嬉しくなった。

「今日は。藤原さん。」

「こんにちは」

浮かない顔の藤原さん

しかし、藤原さんはどことなく元気がなく、二言三言言葉を交わしただけになった。
僕は小川の方を見たが、特に反応は無かった。
この日以降、藤原さんは元気がなくなり、考え事をするようになった。
僕は何となく話しかけるのをためらった。

三日後、僕はたまたま小川と一緒にバイトを始めた大山と休憩で一緒になった。
大山は小川の一年後輩で、小川とよく一緒にいる。
最近一緒にいるところを見てないけど何かあったのかな?

休憩室の大山と僕

僕は休憩室で座っている小川の席の後ろを通ったとき、スマホの画面がチラリと見えた。

不穏なハメ撮りAV

女の人がバックで致しているところが見えた。
コイツはこんなところでハメ撮りのAVなんか見てるのか。
僕は少しあきれた。

それから数日後、僕は控室で決定的な場面を見てしまった。

休憩室から聞こえる声

控室に入ろうとすると声が聞こえてくる。

そこで気が付いて、少し開けたドアの隙間から中を見る。

休憩室の藤原さんとチャラ男

小川が藤原さんを抱きしめているようだった。

「ちょっ、誰かに見られたら・・・」

「いいだろ。もう何回もしてるんだし、減るもんじゃあるまいし」

後姿なのでよくわからないが、小川の手が藤原さんの体を撫でまわしているようだった。

「はあ・・・。アンッ」

「オラ、あんまり大きな声で喘ぐと誰かに聞かれるぜ」

「ちょっと・・・」
言いかけた藤原さんの口を小川がキスで塞いだようだった。

僕はその場面に衝撃を受けた。
息が荒くなり、心臓がバクバクと激しく鼓動を打つ。
全身から冷や汗が流れた。

それからさらに数日後してから、僕が控室に入ると小川と藤原さんと大山がいて、小川が藤原さんの腰を抱いて、引き寄せた。

俺のモノ1

藤原さんは顔を背けてこちらを見ない。

「倉田センパイ。言っときたいことがあって。
俺ら付き合ってるんで、今後は愛華にちょっかい掛けないでもらえます?」

俺のモノ2

「おおおー」
大山が囃子たてる。

「解った」
僕はこの時ショックで顔が真っ青になっていただろう。
喉がカラカラになっていたが、漸く一言だけ絞り出した。
僕は逃げるようにその場を立ち去った。
後ろから下品な笑い声が聞こえた。

「ギャハハハハハ。ざまあ見ろ。オトーサン」

そう言う笑い声がうっすらと聞こえた。

次の日、僕はニヤニヤ笑う大山から話しかけられた。
珍しいな。コイツから話しかけてくるなんて。
大山はスマホの動画を見せてくれた。

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女がバックから突かれている。
首から上は映ってない
画質はあまり良くない。
というか、光量が明らかに足りてなくて、ハメ撮りのような感じだった。

「はぁん。ああん、ああん。あ、あああああー」
そして、女が絶頂した。

どこかで聞いたことのある声だった。
男がうつぶせの女を乱暴に仰向けにする。
女の顔が映った。

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女は藤原さんだった。

「倉田先輩。台風で一緒に帰った日に、小川先輩と藤原とヤったらしいですよ。
それから三日間ずっとセックスしたって言ってました。」

僕はその映像を見て衝撃を受けた。
その日は気分が悪いからと早退し、次の日、電話でバイトを辞めることを伝えた。
店長からは強く引き留められたが、僕にはもうバイトは続けられなかった。

あれから1年位経った。

僕は駅前の商業施設に買い物に行ったときに偶然、藤原さんを見かけた。

藤原さんの姿は変わり果てていた。

1年後の彼女

バイトしていた時とは違って化粧が濃くなり、髪の色も茶色になっていた。

チャラ男とピッチ

遠目から見ていたが、チャラ男の小川がやってきたのでその場を離れた。

不幸の手紙

それから数日後、ポストに僕宛ての封筒が届いた。
差出人は書いてない。

中にはmicroSDカードが入っていた。

僕は手持ちのタブレットにmicroSDカードを入れて中を見てみた。

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