そして、二人は正座で僕の前に並んだ。
葵ちゃんが僕を見る
「私が説明するね。」
「無理やりやらされてきたんだろう?警察に行けば・・・」
「ううん。少なくとも強制ではないわ。
警察に行くのは絶対にやめて。」
「どうして・・・」
「流行病は知っているわよね?」
「ああ」
「私の家は飲食業だからもちろんなんだけど、流行病で外出禁止になったりして、優月ちゃんもこころちゃんもそれぞれ実家がとても困ったことになったの」
僕は黙って聞く。
「そこに声をかけてきたのが小神家よ
私たちは最初はお手伝いさんとして小神家に雇われたわ。
借金の返済も待ってもらえる上に借金を一本化して金利を下げてもらえるという破格の条件で。
よく考えたらわかるけどうまい話には裏がある。
女子高生がアルバイトで雇われるだけでこんなムシのいい条件が出るわけがない。
でも、借金で弱っていた私たちは飛びついた。
いえ、飛びつかないと一家離散していたと思う。
雇われてから一週間もしないうちに私たちは無理やりされたわ・・・
とてもショックだった・・・。
でも、私たちが我慢すれば自分の学費はもちろん、私たちと家族の生活費、私と弟の学費、
実家の借金の返済をするのに十分なお金をもらえることになったの。
その条件を提示されたとき、私は了承することにした。
本当なら私と弟も途中で学校をやめて働かないといけなかったし、お父さんの店も売らないとだめだった。
最初は小神家と有力な親戚のオジサンたちとしたわ。
そして、小神家のご主人様たちが私たちに飽きたころ、そういうことの教育を受けたの。
知ってる?小神グループって系列に風俗店も持っているのよ。
次に私たちは小神家の有力な取引先の接待要員として使われたわ。
それがない日はこの町の地位のある人たちとお金持ちのオジサンたちに宛がわれた。
毎日毎日、生理の日以外はずっと私の両親より年を取った中年のおじさんとしたわ。
もちろん、お金をもらって・・・。
たくさん恥ずかしい芸も覚えさせられたし、オジサンたちの前で裸より恥ずかしい格好で
惨めに踊ったわ。
白石君の前で披露したあの芸は「ホタル」というのよ。
最近覚えさせられたの。
胸と大事なところの7箇所につけたピアスもセリにかけて売ったの
優月ちゃんがつけてないのは私の実家が一番お金に困っていたからよ。
だから、私の体で売れるところはみんな売った。
私は一年で一千万以上稼いだわ。
これだけで私たちが何をどれだけしたのか想像つくでしょう?
だから君には来てほしく無かったの。
せめて、君には9月の英雄と一緒に学園際を守った三葉の君として覚えておいてほしかった。
こんな私でがっかりした?白石君。」
「僕は・・・」
葵ちゃんはにっこりと笑い遮るように僕の口に人差し指を当て、目を閉じて首をゆっくりと横に振った。
「白石君にお願いがあるの」
「何・・・?僕にできることかな?」
「私たちのことはもう忘れて。
私たちは学校を卒業した後も小神家にこのまま雇われるわ。
沢山のお客さんを「おもてなしする」
優月ちゃんは、学校を卒業した後は小神警備の事務員として雇われる。
何の仕事をするのかは言わなくてもわかるよね?
小神警備の悪名は知ってるでしょう?
彼らの忠誠心はこうやって買っているのよ。
こころちゃんがどうなったのかはこれからわかるわ。
私たちがしていることはこの町のお金持ちや社会的地位が高い人たち、小神家の関係者ならほとんど知っているわ。
あの噂は本当のことよ。
私たちが逃げられないようにわざと流されたの。
私たちはもう普通には生きていけない。
別の会社に雇われたとしても同じことを期待されると思うわ。
だから、一生、小神家に雇われて生きていく。」
最後に優月ちゃんと葵ちゃんが土下座で頭を下げる
「白石様、私たちの惨めな姿を見ていただいてありがとうございました。」
全部借金を盾に言わされてるんだろう。
そうわかっていても無力な僕には何もできなかった。
土下座から顔を上げると、そのまま立って、僕に手を振った。
やさしく微笑むその笑顔は、中学の生徒会で見た、葵ちゃんと優月ちゃんのままだった。
高校で会った時の堅い表情や辛そうな笑顔は微塵もない。
ここで僕はようやく、彼女たちの心が何一つ変わってなかったことを理解した。
変わったのは周りの環境だったのだ。
世界は残酷だ。流行病がなければ彼女たちは今も普通の女子高生だったろう。
彼女の言葉通りなら、小神家の性奴隷として何度も何度も会ったことすらも無いオジサンたちに抱かれ続けたんだろう。
心が擦り切れて壊れてもおかしくなかったと思う。
それでもこの時の笑顔は僕が憧れたあの時のままだった。
それがたまらなく哀しかった。
そうして振り返りもせずに座敷牢から出て行った。
葵ちゃんと優月ちゃんが出て行ったあと、筋肉男だけが残り、僕は取り残されていた。
腰のタオルは巻かれ、一物は隠されている。
あと一人、残っているのはこころちゃんだ。
肉人形・こころ
しばらくの気まずい沈黙のあと、予想通りの人物が中に入ってきた。
小柴明男だ。
明男は取っ手のついた大きなケースを持っていた。
ケースは白いタオル地の布で目張りされていて中は見えない。
「よう、白石、今日は俺のコレクションを自慢させてくれ」
そういえばこいつはアニメやゲームのフィギュアを集めるのが趣味だったと岡君から聞いたことがある。
「申し訳ないけど、僕はアニメとかゲームのフィギュアには興味がないんだ。もう帰らせてくれっ」
僕はたまらずそういったが、小柴明男は僕の態度などどこ吹く風で、こういった。
「まあまあ、そういうなよ。俺のコレクションを見たらお前もきっと驚くぜ?」
そうして明男はでかいケースを床に置いた。
そしてゆっくりもったいつけるように目張りされている布を外した。
その箱はガラスかアクリルの板で中が見えるようになっていた。
「うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
僕は思わず悲鳴を上げていた。
中にはこころちゃんが奇妙な姿勢で折りたたまれて入っていた。
こころちゃんはSMの拘束具のようなものを着させられていて、天井部分の取っ手の金具から伸びたチェーンで吊り下げられていた。
エビぞりの恰好できれいに折りたたまれていて、足の裏が頭のすぐ後ろになるように収められていた。
目隠しをされていて耳にはヘッドフォンがはめられているので僕がいることはまだ気が付いてないだろう。
「ハハハハハ、すげーだろ?僕のコレクション、生フィギュア[こころ]だ。」
コイツはっ、狂ってる。頭がイカレてやがるっ。
筋肉男を見ると、手にこめかみを当てている。
これが小神家共通の性癖というわけではないようだった。
ねじを外してケースから出すと金属の骨組みと透明なケースの部分が分離した。
ガラスの蓋に金属の骨組みの中に吊れられたこころちゃんはかすかに動いているので生きているようだ。
僕は一安心した。
明男はこころちゃんのヘッドフォンと目隠しをゆっくりと外す。
ケースの中で吊られたこころちゃんは目の前の僕を視認した。
「ああああああ、いやあ・・・・白石君、見ないでぇぇぇぇぇぇ。」
こころちゃんが絶叫した。
「おい、勝手に顔を反らすな。」
そういって顔を背けたこころちゃんの顎を掴み、僕の方に向ける。
不自然に大きくなった胸をグニグニともてあそんだ。
「ほら、生フィギュア、この下品な胸とお前が今まで何をしていたのか愛しのNTR男白石に説明しろ」
「いやっ、いやっ、お願い。それだけは嫌っ、もう許してぇ」
「ダメだ、教えたとおりに言え。」
パシン、パシン、パシン・・・・
明男は命令を拒否したこころちゃんを何度も何度も往復ビンタした。
「くっ、やめろ明男、お前は最低だ。最低のクソ野郎だ」
僕は激高して思わずそういった。
明男は明らかに目つきが変わり僕に詰め寄ろうとした。
「明男君。白石君は御当主様の命令で保護されています。少しでも手を掛けたら私があなたを容赦なく制圧しますがよろしいか?」
筋肉男がそうやって威圧した。
「へへっ冗談だよ、怒るなって」
明男はそう卑屈に笑って元の位置に戻った。
「ほれ、続きだ。言え、肉便器」
「私は、お金をもらって小神家の男子様とお客様に抱かれたセックス大好きの売女です。おっぱいもオジサマがたにおねだりして大きくしてもらいました。お金は全額出してもらいました。うう・・・・。グスン」
こころちゃんは途中で泣き出した。
「ギャハハハハハハハ。お前もすげぇ属性持ってるよNTR男白石。寝取り男なのに寝取られてやがんの」
「お前らが無理やりやらせたんだろうが!!!」
「そうなのか?[こころ]」
「いいえ。違います。お金が欲しくて自分からおねだりしました。グスン」
「ギャハハハハハハハ残念だったな白石。お前の[こころ]ちゃんはとんだ淫乱の売春婦だったわけだ」
明男は足の鎖を外してこころちゃんの足を蓋の上で交差させて拘束具で固定した。
そして、全体が僕によく見えるようにケースを斜めにして愛撫を始めた。
最初に耳とうなじ、それから胸、そして脇。
なれた手つきでゆっくりと愛撫すると、こころちゃんは生々しい反応をした。
「あっ、ダメっ、いや、はぁぁぁぁん。」
あっという間にこころちゃんは絶頂した。
「ハハハハ、いやよいやよも好きの内ってか。こいつがどれだけ変態親父共に開発されたかわかるか?白石?胸まで大きく改造されて。こいつの胸を見た時はがっかりしたぜ。ツルペタ幼女みたいな体が良かったのに。」
どうやらこころちゃんの今の体形は明男の性癖には合わなかったようだ。
明男は箱の向きを変え、僕の方にお尻の側をむけた。
こころちゃんの秘部を指で広げると、絶頂してあふれた蜜がトロリと零れる。
こころちゃんはまだ絶頂の余韻で体を震わせていた。
箱の向きをもとに戻し、僕の方に顔が向いた。
「オラッこころ、実況しろ」
ズボッ
グチャグチャグチャグチャグチャ
「明男様のお指が、こころのおま〇こに刺さっていますっ・・・ああっああっあああああぁぁああー」
こころちゃんは何度も絶頂させられて敏感になっているからなのか開発されつくしたからなのかあっという間に絶頂した。
明男が抜いた指をこちらにかざすと指にべっとりとこころちゃんの愛液が付いていた。
そして、それを指につけたまま、今度は別の穴に指を突っ込む。
「明男様のお指が心の後ろの穴に刺さって・・・気持ちいいです。あはぁぁぁぁ、はぁぁぁ、はぁぁぁ、イクッ」
こころちゃんは後ろの穴を指でかき回されて絶頂した。
明男はこころちゃんの足の固定具を外すと、両足を広げさせて足のツボを押すかのようにグニグニと手で弄ぶ。
そして、足の指をしゃぶった。
「あああー、あっあっあっ、あはぁん」
右足、左足を順に丁寧にしゃぶった後、両方の足を同時にしゃぶる」
「あっ、ああああああぁぁぁぁぁぁぁああああー、あっあっあっ、イクイクイクイクイクーー」
そうして何度も絶頂させられたこころちゃんはあっという間に上り詰めた。
「おらっこころっ、言え」
「こころは足の指を舐められて気持ちよくなる変態です」
明男が服を脱ぐ
「じゃ、そろそろこころの中古肉穴に突っ込んでやるか。ホレお願いしろ肉便器」
「使用済みこころの肉穴を明男様の逞しい肉棒でかき回してください。」
こころちゃんは泣きながらそう言った。
こころちゃん両腕の固定具を外して腕をつかみんだ。
そして、こころちゃんに挿入する
「んっ。ああ・・・・」
切なげにうめいた。
そしてしばらく腰を振ってこころちゃんを犯す。
しばらくすると、こころちゃんの腕を左右に引っ張った。
するとこころちゃんの上体が左右に揺れる。
「あっ、あっ、そこっ、アン、いい」
「オラっ肉便器、いいのかよ?」
「はい、腕を引っ張られると腰がひねられて、明男様の肉棒が私の中のいろいろな場所にあたります・・・」
「よーし、よく言えたな、ご褒美だ、オラオラオラオラオラオラァッ」
パンパンパンパンパンパン
明男の腰がこころちゃんの腰に打ち付けられた。
「アン、あはあん、はあん、あっあっあっあっあっ、もうダメ、イクーッ」
「だめだ、まだ逝くな」
そうして腰をゆっくり動かす。
「ああ・・・」
こころちゃんが気を抜いたとたんに再び腰を強く打ち付けた。
パンパンパンパンパン
「あっ、あっー、ダメーっ、イクイクイクイクイクイクイクイクイクっ」
こころちゃんと明男が同時に体を震わせる。
どうやら二人同時に達したようだった。
こころちゃんが絶頂の余韻から覚めたあと、残酷な明男の声が響く。
「オラっこころっ、次はどこに入れてほしいのか言えっ」
「こころの後ろの穴を使ってください・・・・ああ・・・」
明男の肉棒がこころちゃんの後ろの穴に刺さった。
「あひぃぃぃぃぃ。いひぃぃぃぃぃ。」
こころちゃんは絶頂しすぎて白目をむいていた。
明男の腰が動いて後ろの穴に責め苦を与える。
そのたびにこころちゃんは白目をむいて首を左右に振り、口からはよだれをだらだらとたらしながら、快楽にむせび泣いていた。」
「いひぃぃぃぃ、うひぃぃぃぃ。あはぁぁぁぁ」
わけのわからないうめき声をあげながら体を震わせる。
パンパンパンパンパンパン
腰を打ち付ける音が座敷牢に響き渡る。
やがて二人とも体を震わせて、達した。
絶頂してうなだれている心のちゃんが吊るされていてる箱を後ろに向けてこころちゃんの秘部と後ろの穴が良く見えるようにされる。
明男が指でこころちゃんの秘部を開くと、中から中出しされた白濁がドロリと流れ出した。
もちろん裏門からも。
全てが終わって、また向かい合わせになるように箱の向きが変えられる。
こころちゃんが絶頂の余韻から覚めて話せるようになると明男が残酷に命令する。
「ほれ、言え」
「白石様、肉便器こころの無価値マ〇コを買いに来てください。グスッ」
「ハハハハハハ、白石、お前、同じNTRされたよしみで特別価格でやらせてやるよ。こころ。ホレ、言え」
「白石様には特別価格一回500円で販売しています。」
「貧乏なお前の小遣いでも買えるように赤字覚悟の超割引だぜ」
「く・・・・やめろぉっ」
明男はもう反応せず、来た時と同じようにこころちゃんを箱の中にしまった。
入ってきたときにつけられていた布はつけなかった。
取っ手を持って箱を持ち上げる。
中に入れられているこころちゃんの口が動いた。
声は聞こえないしかし・・・
(さ よ な ら)
口はそう言ってるように見えた。
その瞬間、僕の背筋に冷たいものが走った。
もうこころちゃんには一生会えないのではないかという強い予感を感じた。
明男はこころちゃんの入った箱を持って座敷牢を出て行った。






































